choppyのフォトフレームを作る時間です。

わたくしchoppyが制作しているファブリックフォトフレームの事を中心に アイデアやら思いつきなどの制作風景です。

カエルアンコウと青豆さん(1Q84)

村上春樹の『1Q84 BOOK3』取りあえず入手しました。
今抱えてる仕事が一段落したら、ゆっくり楽しみたいと思います。

村上春樹さんの本には、身体的特徴を持った人がよく登場しますよね。
足の小指のない少女。
素晴らしい耳をもった女性。
ピンクのスーツが似合う太った女の子。
胃下垂の図書館司書。
片腕のサーファー。
薄毛の人を観察する女の子。
顔に大きなアザができる主人公。
他にもいろいろ、
いるかホテルの支配人も何か特徴があったはず、

1Q84 BOOK1,2』では、青豆さんがそうですよね。
顔が変形する美人でクールな青豆さん。
この変形のイメージがよく掴めなかったのですが、
あの日、なんと!カエルアンコウと繋がってしまったんです。

昨年11月にNHKの自然番組の『ダーウィンが来た』に登場したカエルアンコウは不細工なんですが、何ともかわいいお魚です。
餌の魚を食う時、自分の体と同じぐらいの魚を とんでもない大口を開けて丸飲みします。
その様子の超スロー映像では、顔が(口の周りが)ぶわぶわぶわって伸びていき、顔が口に化し、全然違う生き物に変わってしまいます。
このイメージが私の頭の中で青豆さんの変形に繋がってしまったんです。

ちょうど『1Q84』を読んでいた頃 このテレビを見てしまったものですからこんなことに。
ほんとに失礼なことと思いますが、青豆さんの雰囲気が乱されます。
村上春樹さんはどういうイメージでこの変形を描写したのでしょうか?
BOOK3でこのイメージをリセットできるでしょうか?

でもカエルアンコウ自身は、とてもかわいくて魅せられました。
作品のモチーフにしたいぐらいです。